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小学生英語勉強法その1

英語は何歳からはじめるべき?

まず、英語はいつから始めるべきなのでしょうか。
国の推薦のように小学校5・6年生に合わせて始めるのか、中学校になってからでもいいのか。

 

実は、子供の耳は、だいたい8歳〜11歳くらいで母国語に固まってしまうと言われています。
8〜11歳ということは、早ければ小学校3年生には、正しく聞き取り正しく発音できる
言葉の種類が決まってしまうということです。
少なくとも小学校低学年までには、英語に触れさせる必要がありますね。

 

 

さらに
2〜4歳くらいの子は、ネイティブの先生の英語をそのまま聞き取り発音できます

 

聞いたものをそのまま発音できるのは、当たり前じゃないかと思われるかもしれません。
けれど、小学生になってから初めて英語に触れるという子は、ネイティブの英語を聞いても
聞き取れず、発音はカタカナ英語になってしまうことが多いのです。

 

ですから、なるべく早く英語を聞く・聞ける環境に置いてあげるのが効果的だといえます。

 

しかし、ただただ早く教えればいいという訳ではありません。
次に挙げる理由から3歳になってから始めても遅くはないでしょう。

 

大人と幼児の脳の働きの違い

0歳〜3歳までの乳幼児は、「聴覚野」というものが発達していません。
これは、英語でいう「hearing」と「listening」の違いをつかさどる部分になります。

 

「hearing」というのは、物音をなんとなく聞くという意味合いです。
BGMを聞くといったイメージです。
それに対して「listening」は、ある音源を集中して聞き分けるというイメージです。
人の話しをきいたり、理解するのはこの「listen」です。

 

聴覚野が発達していない乳幼児には、この「listen」が出来ません。

 

ということは、どんな英語CDも乳幼児には無意味なんです。
だってBGMと一緒ですから。
完全に雑音として聞き流してしまいます。

 

それを言葉なんだなと思わせるには、
やはり親なり先生なりが目の前で話してあげる必要があります。
人が話しているのを視覚や触覚で感じることで、はじめて言葉として聴くようになります。

 

いくら英語CDを聞かせたり、英会話のDVD教材をただテレビで流しても、
言葉なんだなと思ってない以上なんの意味もありません。
逆に長時間そんな物を聞かせたり、英語のビデオをみせたまま放ったらかしにしていると
「listening」の出来ない注意散漫な子供に育ってしまうばかりか、母国語である日本語の発育にも影響を与える危険性もあります。

 

 

こういった理由から、中途半端な乳幼児からの英語教育は、あまりオススメできません。
(あくまで親が常に英語で話している環境や英語圏の諸外国で育つ環境なら問題ないです)

 

4歳からでも全く遅くありませんので、
日本語をちゃんと話せるようになってから始めるのがいいでしょう。

 

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